鳴き声が耳から離れない

お風呂に入ると大吉のことを思い出して涙が出る。どうしてこんなに悲しいんだろう。考えてみた。リッキーが死んだときも悲しかった。でもその話を他の人に話すと、大型犬は7年で亡くなるのは普通だと聞いて、自分を納得させることが出来た。でも大吉は1年と3ヶ月と短い生涯であんな悲しい死に方だったから。
他の人って断末魔の叫びって聞いたことがあるのかな。大吉も泣きながら死んでいった。私が始めて聞いたのは、中学生の時、バス停で帰りのバスを待っているとき、すぐ目の前で野良犬がダンプカーに巻き込まれて惹かれてしまった。その瞬間は顔を背けてみていなかったが、その後その野良犬は大声手ギャンギャンと泣き叫びながら死んでいった。今でもその光景はなんとなく覚えている。その次がとってもなついてかわいかった、モルモットの是清。手術をしたけどよくならず、最後は私の腕の中で死んでいった。フィーフィーと大きな声で鳴きながら。私の耳には「死にたくないよー、生きたいよー」って聞こえた。そして3度目が大吉だ。あの鳴き声は忘れることは出来ないだろう。ずっと。

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