リッキーの夢を見ました。

明け方、久しぶりにしっかりとした夢を見た。
リッキー(以前飼っていたハスキー犬)が帰ってきた夢だった。私が倉庫にいると、犬の気配を感じた。外を見るとリッキーがいた。近づくと、離れてしまう。「おいで」と言って、手を差し伸べるとまるで一定の距離をとっているように、離れ、あきらめてリッキーから離れると、近寄ってくる。とても切ない気持ちになった。そういえば去年のいつ頃だったか、リッキーの夢を見た。あの時はリッキーは他のハスキー犬と自然の中で暮らしている少年と楽しそうにしていた。私はその姿を見て、リッキーは家に帰ってくるよりも、ここで暮らすほうが幸せだろうと思い、呼び戻すことも無く分かれた少し悲しい夢だった。リッキーはそのときのことを悪かったと思っているのだろうか。こちらに来たくても来れないといった風に見える。ふと気づくとリッキーの足元に茶色のミニチュアダックスがうろうろしている。ためしにそのダックスに「おいで」と声をかけてみた。するとそのダックスはうれしそうに尻尾を振りながら私の足元にやってきた。撫でてやるとうれしそうにまとわりついてきた。なぜか私はそのダックスを『チャッピー』と読んでいた。でもそのダックスはその呼び名に答えてくれていた。しばらくそのダックスと遊んでいて、ふとリッキーに目をやると、さっきまで離れていたのに今は犬小屋に入ってくつろいだ様子でこちらを見ていた。私はまた逃げてしまうのではないかと心配しながらも恐る恐るリッキーに近づいて頭に手をやった。リッキーは逃げる様子も無くじっとしている。私はリッキーの頭を撫でた。リッキーはうれしそうに目を細めて、私の手に顔を押し付けて甘えてきた。
そのときやっとリッキーが家に帰ってきたんだと思った。

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